委員会活動報告
環境装置技術委員会≪活動報告及び活動計画≫
委員長 田中 浩和(写真) エスペック株式会社
副委員長 富田 雅志 日立ジョンソンコントロールズ空調株式会社
環境装置技術委員会では、校正分科会は当面休止状態で維持し実質4つの分科会で活動を行ってまいりました。
各分科会の主な活動としては、
- ① ISO/IECで審議されている規格の審議(代表者の国内外審議委員会への派遣と工業会の意見のまとめ)
- ② ISO/IEC 規格のJIS化作業(日本規格協会委託支援)
- ③ JTM(日本試験機工業会)規格の作成やガイドラインの作成など規格やガイドラインに関連するテーマについて議論・審議
- ④ 海外関連規格の収集と広報
- ⑤ NEDO 委託業務事業「HFC23冷媒の代替に関する調査」での調査活動
- ⑥ 広報誌「TEST」への記事投稿による情報発信
昨年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、委員会及び各分科会活動はオンライン形式で活動を進めてまいりました。
また、NEDO 委託業務事業「HFC23冷媒の代替に関する調査」における活動では、将来的なHFC23 代替冷媒及び代替冷媒適用技術の開発を行う必要性や開発にあたっての方向性や技術的課題等を明確化するため、2020年1月~11月の期間において以下の調査を進め報告書として提出しております。
- ① HFC23 の使用実態及びHFC23 供給減少の影響に関する調査
- ② HFC23 代替冷媒及び代替冷媒適用技術に係る動向調査
- ③ HFC23 の冷媒代替に係る方向性と課題の検討
その他、広報誌「TEST」への記事投稿など活動の情報発信活動を実施しております。
本年度の取組内容は、機械環境分科会では、昨年度から継続中のISO 15261(振動、衝撃に関する用語集)のJTM 規格化への対応、ISO TC108/SC6「機械振動と衝撃」の新提案規格への対応、IEC/TC104「環境条件・分類及び試験方法専門委員会」国内委員会およびJIS化委員会活動を進めてまいります。
また、気象環境分科会では、IEC/TC104国内委員会およびJIS 化委員会活動と併せ、IEC60068 3-5及び3-6の改定を受けたJTM 規格の改正作業を進めて参ります。
さらに、腐食環境及び耐候(光)性分科会では、塩水噴霧、ガス腐食、耐候性試験に関する用語集の作成と併せ、JTM 規格の見直しを進めてまいります。
さらに、広報誌「TEST」への寄稿、第16回総合試験機器展(TEST2021)専門セミナー開催など、環境試験装置の普及を目指した情報発信等、委員会活動のアピール強化を検討してまいります。
会員各社におきましては新たなテーマの提案など積極的な委員会活動への参加をお願い申し上げます。
分科会名称/分科会長 | 本年度活動計画 |
機械環境分科会 井下 芳雄(エミック) |
<実績>
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気象環境分科会 小寺 弘一(エスペック) |
<実績>
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腐食環境分科会 設楽 正弘(板橋理化工業) |
<実績>
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耐候(光)性分科会 林 卓宏(ダイプラ・ウィンテス) |
<実績>
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校正分科会 | (活動休止中) |